東大読書 浅見家の本棚 #98

浅見家の本棚
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東大読書/西岡 壱誠

これまで多くの『読書術』関連の本を読んできた私ですが、ようやく納得のいく一冊に出会えたような気が致します。

賛否が分かれるところですが、私個人の実感として最近世間では、『東京大学』というブランドにテレビを始めとするメディアが注目し始めているような気が致します。
この本のタイトル自体もその流行の一つなのか…とも思いましたが、内容については間違いなくおススメできるものだと思います。



現役の東大生や、東大出身者が、普段どのような本の読み方をしているのか?
本書では、その本の読み方を主に5つのステップに分けて紹介しています。

今回のブログ記事では、そのステップに従って簡単にではありますが列挙していきたいと思います。
詳しく知りたい方は…実際に購入することをおススメします。

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STEP1 仮説作り

東大読書は、本を読む前…つまり下準備の段階から始まっています。
ここでいう下準備とは、以下の2つ。

装丁読み…タイトルや帯から情報を読み取り、付箋に書き出してまとめる。
付箋は本の見返し部分に貼っておき、いつでも見れる状態にしておく。
目標設定…装丁から読み取った情報を基に、『その本から何を得られるのか』を仮説として
設定。つまり、その本を読む目標・目的となります。
装丁読みは『ミクロな視点』、仮設作りは『マクロな視点』を読者にもたらします。
この下準備をしているかどうかで、本の理解度に大きな差が生まれてくると著者の西岡さんは説明してくれています。



STEP2 取材読み

ただ漫然と本を読むのでは、肝心の内容が頭には定着しにくいようです。
以下の手法をもって、記者になり著者に取材するつもりで本を読むと、情報が知識へと変わりやすくなります。

質問読み…情報をそのまま鵜呑みにせず、自分の中で本に質問。これも付箋に書き出す。
これも付箋に書き出すなどしておく。
追求読み…一度読んだ内容に対し、再度疑問を抱きながら読む。

STEP3 整理読み

整理読みとは、『著者の言いたいこと』と『それを補強する言説』を切り分けるこ…つまりは要約です。
要約して、一言で言い表すことができれば内容を理解出来た…ということですね。
整理読みについても、項目は以下の2つに分けられます。

要約読み…各章から要約的一文を探し、なるべく30字以内にまとめる。各章から出揃った要
約を、今度は全体のまとめとして140字以内で更にまとめる。
推測読み…今までの要約を見直し、次の展開を予測。

著者の西岡さんによれば、我々読者は本を読んで分かった気になりがち…とのことです。
本の内容を要約し、外部に発信し続けることが重要なんですね。

STEP4 検証読み



検証読みについても、2つに分けられます。
『検証』と聞くと難しい気がしますが、同じテーマで本を2冊同時に読んで相違点や議論が分かれる交錯ポイント…つまり本を読んでいて個人的に引っかかった部分を探すだけです。

パラレル読み…関連性のある2冊を同時に読み、多面的な見方を身に付ける。
クロス読み…議論が分かれる交錯ポイントを探す。ただし、なるべくその範囲は狭めること。

疑問を持ちながら本を読み、要約し、そしてこの検証読みを活用することで、多面的な思考力と幅広い視点を獲得することに繋がります。

STEP5 議論読み

最後のステップは議論読み。
議論とは他者と本について語るもよし、SNSやブログで感想を書くのもよし、つまりアウトプットするということです。

感想読み…冒頭に設定した仮説は正しかったか?目標は達成できたか?の確認。
アウトプット要約…自分なりの帯コメントを考えて、外部に発信。

最後に行うのは、その本の意見が正しかったかどうかの判断です。
結果的に間違っていてもいいので、自分なりの結論を出すことが大事…とのことです。

受け身の読書はもう止めましょう。
本に書かれている『情報』を『知識』に変えるためには、常に疑問を抱きながら本と会話し、著者の言いたいこととそれ以外の部分を整理し検証、積極的にアウトプットすることが必要です。



それが、考える力と多面的な思考力、幅広い視点の獲得へと繋がる…ということをこの本から学ぶことができました。

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