子どもが勉強好きになる子育て/篠原 菊紀
果たして我が子は勉強を好きになってくれるのだろうか?
以前書いた記事でも話したのですが、我が家の少女はこの四月から晴れて小学校に入学致します。
祖父母(つまり、私の両親です)の協力でランドセルは購入済みですし、今月中には頼んでいた制服や運動着、算数セット、各種文房具などの教材も諸々手元に届く予定で、着々とピッカピカの小学一年生になる準備が整いつつあります。
しかしながら…『さぁ、これでいつ入学式が来ても大丈夫だ!!』とはとても思えないのです。
どの親御さんも通ったであろう又は必ず通るであろう、『我が子はきちんと学校で勉強してくれるのだろうか?』という永遠のテーマ的悩みから目をそらす程、我が家は楽天的ではないからです。
そんな悩みを抱えていた日に出会った本が、本書『子供が勉強好きになる子育て』です。
恐らくほとんどの皆さんがそうだと思いますが、学生時代に『勉強』は嫌いだったはずです。
私自身も御多分に漏れず、勉強は嫌いでした。
しかし、好きではないながらも『少しでもいい大学、企業に入るため』だったり『親がうるさいから』等の理由で仕方なく勉強をしていたわけでして、今更『子供が勉強好きになるにはどうしたらいいか?』と考えるのもどうかしているわけなんですが、そこは正に”藁にもすがる思い”というやつで本書を頼った次第です。
子育ての基本は『とりあえず褒める』
そんな絶賛子育て悩み中の私が、本書を通して学んだことを引用しながら下記に記します。
皆さんにとっても参考になれば幸いですが、出来れば本書を購入して頂くのがベストではないかと思われます。
基本は、何でもいいからほめる。
ちょっとでも机に座ったらほめる。
30分でやめてもほめる。
終わったらほめる。
(本文より引用)
とりあえず『褒める』ことが良いようです。
確かに自分の身に置き換えてみると、他人に褒められれば嬉しくなりますしやる気も出るでしょう。
それで良い結果、例えばテストで予想以上の結果が出た場合は更にその効果がアップし、『何だよ、勉強って楽しいじゃん』と思うようになるやもしれません。
これは、子育てに限らず社会人であれば勤務先での部下や後輩の指導にも繋がることかもしれませんね。
本当に参考になりました。
ただし、この『褒める』行為については注意が必要である、とも本書には書かれています。
ただし、気が向いた時にほめる位の適当さがその効果を高め、子供のやる気につながる。
(本文より引用)
子供は、親の姿を見ていないようで実は見ています。
そのため、余りに白々しくほめ過ぎてしまうとその効果は半減どころか逆効果にもなりかねない、ということですね。
つまりは『褒めて、待つ』。
これが、我々保護者の基本的な考え方といえそうです。
子供は親の姿をきちんと見ています。
そして私が個人的に『なるほど』と思ったことが一つ。
先程、『子供は親の姿を見ていないようで、実は見ている』と申しました。
これは正しくその通りで、我が家の長女などは私が本を読んでいると、時を同じくして絵本を読み始めたりすることが多々あります。
何も『読書』に限ったことではないのですが、
親が楽しげに、かつハマり込んで学習していると、子供の脳もやる気を得る。
子は親の背中を見て育つ。
(本文より引用)
との本文の記述を見て、改めて『子は親の背中を見て育つ』という言葉が腑に落ちた次第です。
子供何か行動を求めるならば、まずは親が実践してみなければお話にはなりません。
血を分けた両親が嫌がることを、子供が好きになるわけがないのです。
こう考えてみると、重ね重ね『子は親を選べないものだ』と思わざるを得ません。
私の親は、全く家で勉強などしませんでした。
だから自分は勉強が好きになれなかったのですね…。チーン…
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