1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 #2

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1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365/デイヴィッド・S・キダー 他

数年前、ジョージ・オーウェルの『1984年』という世界的名著を読みました。
名著というだけあり、近未来世界の恐怖を描いた内容に衝撃を受けたわけですが、それにも増して…

…この文章、一体いつまで続くんだ…

という苦痛と戦った思い出の方が、強く自分の中に残っています。
読解力が乏しいと言われればそれまでなのですが、色々な意味で『1984年』はしばらく…いや二度と読みたくない作品です。

さて…そんなエセ読書家の私ですから、当然ながら『ユリシーズ』や『オデュッセイア』を読んだことはありません。

『ユリシーズ』とは、1922年にジェイムズ・ジョイスによって書かれた小説です。
事前に調べてみると、全18章で構成された難解な作品であることが分かり、私は冒頭の『1984年』で味わった苦痛を思い出してしまったのであります。



【文学】『ユリシーズ』

ジェイムズ・ジョイスの『ユリシーズ』(1922年)は、20世紀に英語で書かれた中で最高の小説だ。
ホメロスの『オデュッセイア』をアイルランドの都市ダブリンでのある一日―1904年6月16日―の出来事として作り変えたもので、ホメロス版の主人公オデュッセウスは、レオポルド・ブルームという、お世辞にも英雄とは言えない、妻に浮気された中年の広告セールスマンに置き換えられている。
この男が使い走りをしたり仕事の約束を取りつけたりしながら長い一日を送り、ようやく家に帰るというストーリーだ。
(8ページより引用)
小説家
ジョイスさん

昔、チャールズ・ラムの『ユリシーズの冒険』という作品をとおして、ホメロスの『オデュッセイア』に出会ったんだ!

小説家
ジョイスさん

主人公のオデュッセウスは『私の好きな英雄』であり、『文学上のオールラウンダー』なのさ!

『ユリシーズ』のタイトルで、ダブリン版の『オデュッセイア』を書いちゃうぞ!!



『ユリシーズ』の主人公は、楽天的な性格のレオポルド・ブルーム。
平凡な見た目のブルームだが、その実態は日常的ヒロイズムを実践するユダヤ教徒であった。
小説家
小説家

普通に書くのも面白くないから、他の作家たちが思いつかないようなやり方で『ユリシーズ』を書くぞ!!

『ユリシーズ』の特徴
①登場人物の丹念な描写
②作中で、他の文学・芸術作品を引用
③言葉の斬新な使い方
④叙述技法(意識の流れ)
上記①~④をとおし、後世の作家たちに大きな影響を与えた。
本を読む人
本を読む人

…読み始めたはいいものの…

な~んか読みにくいなぁ、この本。

難しいぞ…

本を読む人
本を読む人

しかも、最終章は段違いだわ…。
ブルームの妻のモリーの描写が、延々と続く…

中でも最終章はブルームの妻・モリーの心中が描かれており、その文量は膨大。
先に挙げた4つの特徴も併せて、『ユリシーズ』を難解にしている。
モリーは作中で浮気をしているものの、本心では夫のブルームを愛している。
その様子は、作品の最後の数行で濃厚に表現されている。
その内容も含めた性的描写が影響し、アメリカではしばらく出版が禁止だった。



…結局、読まないで終わるかもしれないですね…

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