リーダーの一流、二流、三流 浅見家の本棚 #75

浅見家の本棚

リーダーの一流、二流、三流/吉田 幸弘




中堅はつらいよ

私が普段身を置いているサラリーマン業界においては、年齢も30代の中盤に差し掛かりますと純粋な『若手』という扱いは受けなくなって参ります。
自分としては永遠に『若手』でいたいところなのですが、周りがそのように受け取ってくれないのです。

そして私が最も困るのが、扱いが『非・若手』となることで自動的に『後輩や部下の指導』なるミッションを課されることであります。
つまり、効率的な人の使い方ですね。

人材の的確な使い方が中堅世代には求められます。

仕事に限らずそうなのですが、私の性格上あまり他人を信用することができません。
そのため、自分以外の誰かに仕事を任せたくないというのがその根底にあります。
勿論ただ他人を信用しないわけではなく、自分自身も結構な割合でケアレスミスを起こしてしまうことから、その流れで『誰も信用できない』という結論に至っております。
そんな器の小さい私でありますから、中堅としての自覚の芽生え的なものが今後の私の課題であると言えます。

さてさて、そろそろこの本に触れねばなりますまい。
この本『リーダーの一流、二流、三流』ですが、実は自分で購入したわけではありません。
著者である吉田氏から、直接頂いたものです。

とはいえ、私風情のような組織のほぼ末端の人間が仲良くお友達になったから…ということではありませんで、仕事で開催したセミナーの講師としてお越し頂いた氏から頂戴した…という経緯でした。

常日頃、『本は身銭を切って入手しなければ、自分の血肉とはならない』と思い込んでいる私ではありますが、このような嬉しい誤算を利用しない手はありませんのでありがたく読み進めることと致しました。
実際に読み進めていった印象ですが、『分かりやすい書き方に編集されているなぁ』という印象です。

まず考えなければ、人は成長できない。

タイトルの通り、各項目毎に様々なケースを例に挙げ『三流は○○し、二流は○○し、一流はどうする?』との投げかけから解説がなされておりますので、分かりやすいながらもまずは読者に『考えさせる』ような構造が本書の特徴ではないかと思います。

本を読むにあたっては、この『考えさせる』又は『考える』という工程が非常に大事で、己の普段の行いを改めて振り返ることで、ただ漫然と読み進めていくよりも、その効果が大きいのは言うまでもないでしょうね。

…しかしですねぇ、頭ではわかっているつもりなんですけど、なかなかそれを行動に移せないのが私、浅見ヨシヒロです。
恐らくリーダーには向いていないのではなかろうか…との考えに至っております。

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