影裏/沼田 真佑
読書好きな皆さんならご存知のはずですが、本書は芥川賞受賞作品である『影裏』ですね。
自分の中で、ちょっとした基準があります。
芥川賞…いわゆる純文学のため、なかなか一度読んだだけでは理解しにくい。
直木賞…芥川賞に比べると大衆向きといいますか、エンタメ色が強いため読みやすい
このブログで何度も触れておりますが、私は根っからの天の邪鬼でありますので、こういった話題作には簡単に飛びつかない性質の困った人間です。しかしながら、親類の地元が本書の舞台でもある岩手県盛岡市という縁もあり、先方から『読み終わったから貸してあげる』との申し出があったため、それならば…と手に取ったのが事の発端です。丁度良い本の厚さも気軽に読み始められた要因かもしれません。
正直に申し上げますと、私はこの『影裏』を一度読んだだけでは理解しきれませんでした。
『○○の描写が秀逸』
『読後の余韻がたまらない』
『芥川賞らしい作品』
といった、素人の分際で分かったような書評を私は書けません。その位に、自分の読解力が本作に対して未だ及んでいません。しかも、困ったことに個人的に重苦しい印象を本書に抱いてしまったことから、しばらくは再読に至る気力が涌いてこないのが実情です(著者の方や関係各位の皆様には敬意を払っておりますが)。
いやはや…
『まったく面白くない』というわけではありませんでした。ただ、世の中には好みの問題から様々なタイプの恋愛感情等が存在することが分かっているつもりではあったのですが、どうしても個人的にそこを理解することができなかったため、
なんか、色々とお腹一杯…。
という一言をもって、この記事を閉じたいと思います。
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