堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン(堀江 貴文)

浅見家の本棚

堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン/堀江 貴文

『人前で話すのが苦手…』
『プレゼン中に失敗したらどうしよう…』

そんな悩みをお持ちの方は、決して少なくないはず。
現代ビジネスにおいてプレゼン力はほぼ必須のスキルですが、苦手にしている人が多いのが現実です(かくいう私も人前で話すのは大の苦手)。

そんなプレゼンにアレルギーを持つ皆さんに紹介したい一冊が、今回採り上げる『堀江貴文のゼロをイチにするすごいプレゼン』。

ページ数が多くなく、一見すると物足りないように感じられるかもしれませんが、
①自分は誰に、何を伝えたいのか?
②プレゼンに必要なスキルやテクニック
など、随所にポイントが散りばめられている一冊と言えます。

第1章 なんのためにプレゼンするのか?

プレゼンをすることは『目的』ではなく、あくまでも手段に過ぎない。
このプレゼンにより自分は何を得たいのかを、具体的に示さなければならない。
プレゼンの際には、聴衆を飽きさせない工夫が求められる。
ライブ体験を利用したりメリットを提示して、信用をゲットする。
下手でもいいが、独りよがりはNG。



第2章 『勝つ』ための戦略を練る

相手に提示するメリットやセールスポイントは、優先順位の高い物から多くて3つまでに絞り込む。
多ければ良いというわけではない。
プレゼン内容は、欲張らずシンプルに。
『導入(30秒)』・『本題(2分)』・『まとめ(30秒)』の3部構成、計3分でまとめる。
原稿読みは絶対に避けること。
その場で出る言葉やリアル感が相手に伝わらないし、臨機応変な対応ができない。
プレゼン内容くらい、マスターしておくこと。
相手の印象に残るように、『つかみ』に全力を注ぐ。
冒頭(つかみ)で話を聞いてもらえるかどうかが、ほぼ決まる。

第3章 パワポなんか使うな

スライドは道具に過ぎず、惰性で作ってはいけない。
『パワーポイント』よりも、デザイン性の高い『キーノート』がおススメ。
書体は『ゴシック(ヒラギノ角ゴ)』が良い。
明朝体よりも遠くから見やすいため。
写真や画像は情報を一瞬で伝えられるツールだが、お金をケチらずに出来るだけ良いものを使いたい。
チープな画像では、伝わるものも伝わらない。

第4章 聴衆の心をガッチリつかめ

自意識過剰は捨てること。
失敗してもいいから、まずやってみる。
場数と叱責(アドバイス)から学べることは多い、自信も生まれる。
見た目は大事で、内面は外見に現れるもの。
相手に不快感を与えない身だしなみはマスト。

押さえておきたいスキル① 『姿勢』

緊張すると猫背になりがち。
本番前にストレッチなどをしておくと良い。

押さえておきたいスキル② 『発音』

意識的に口角を上げ、はっきりと話すこと。

押さえておきたいスキル③ 『声量』

普段から腹式呼吸を練習し、本番中に呼吸が浅くならないように備えておきたい。

押さえておきたいスキル④ 『視線』

できるだけ聴衆の目を見て話す。
どうしても苦手な人は相手の鼻や口元を見ながら話すと良い。

押さえておきたいスキル⑤ 『間』

重要な話をする前に、敢えて間をおくと注目を集めることができる。



終章 ゼロをイチにしたその先にあるもの

『プレゼンを成功させることはゴールではなく、スタートライン』
(P134より引用)
桃太郎のおばあさんが流れてきた桃を迷うことなく拾ったように、全ての情報をキャッチする位の姿勢で物事に臨めば、そこから面白いものが生まれてくる可能性がある。
この本で学んだプレゼン法により『伝える力』を身に付けたら、あとは行動し続けるだけ。
その先に、まだ見ぬ新しい景色が待っている。
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