『コロコロコミック創刊伝説1』/のむら しんぼ
コロコロコミック創刊40周年
かつての少年たちの心を年齢相応(誤解を恐れずに言うならば)に育て上げた…と言っても決して過言ではない『コロコロコミック』。本書はこのブログではあまり取り上げない”マンガ”というジャンルではありますが、そんなコロコロコミックの創刊当初を描いた一冊を紹介させて頂きたいと思います。
コロコロコミックは、今年で創刊40周年。つまり1977年に創刊されました、小学生向けの漫画雑誌です。この辺は最早説明不要といったところですが、流石に創刊当時、この世に生すら受けていない私にとってはあまり馴染みのない作品名が目立ちますが、それは大した問題ではありません。
『コロコロコミック』という、子供たちのある種のバイブルを作り上げた当時の担当者達の苦労や秘話などを、『つるピカハゲ丸』や『とどろけ!一番』の作者、のむらしんぼ氏が描き出す内容が素晴らしい出来です。出版不況などと言われ、休刊や廃刊などが目立つ日本の出版業界にも、こんなアツい時代があったんだなぁとしみじみ感じてしまいました。
私も読んでました、コロコロコミック
出来れば、次の第2巻辺りで、自分がコロコロコミックを読み始めた90年代の作品(いなか王兆作、スーパーマリオくん、バーコードファイター、やったね!ラモズくん、スーパーボンバーマン、爆走兄弟レッツ&ゴー!!などなど)にもどうか触れて頂きたいものです。
ちなみに、いつだったかにCSにて放送された(放送日は失念してしまいました、申し訳ありません)、『漫道コバヤシ』での特集が、正にコロコロコミックの創刊40周年記念スペシャルでありました。
そして、コロコロコミックの歴史は今も続いています
ライバルであったコミックボンボンは2007年に休刊となってしまっていますが、コロコロコミックは現在も発行されており、我々世代をターゲットとする『コロコロアニキ』なる存在を最近知ることができました。
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