1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365/デイヴィッド・S・キダー 他
ここだけの話ですが、私は仙台市にある東北学院大学の卒業生です。
そこはキリスト教の大学でして、実家が仏教だろうと何であろうと入学には差し支えないのですが、とにもかくにもキャンパス内には礼拝堂があり、必修科目には『キリスト教学』なるものが存在していました(今はどうなのかわかりませんが)。
ホームページからシラバスを見てみたら、やはり『キリスト教学』は現在も顕在でした!
早稲田大学ならば『学問のすゝめ』なのでしょうが、東北学院大学では新入生全員に聖書が配られます。
聖書といえば世界で最も多くの人に読まれた本としても有名ですが、今回のテーマである『トーラー』はキリスト教やユダヤ教、イスラム教の基礎になった極めて重要な存在です。
【宗教】トーラー
モーセの『十戒』が登場する【出エジプト記】なら、大抵の人は聞いたことがあるだろう。
創世記(ベレーシス)
天地創造に始まり、イスラエルの人々やその先祖(アブラハム、イサク、ヤコブら)の家族の歩みを記したもの
出エジプト記(シェモース)
エジプトを脱出し、カナンへと向かう。
ここで登場するモーセの『十戒』は、あまりにも有名。
レビ記(ワッイクラー)
礼拝の際の、諸規則について述べている。
民数記(ベミィベル)
イスラエルの民が荒野を旅した苦難の記録が記されている。
申命記(デバーリーム)
晩年のモーセの言葉、教え、説教で構成されている。
ここまでが『トーラー』…つまり『モーセ五書』のおおまかな紹介です。
次からは、要約を載せますよー。
最後まで大学ネタですが…休み時間には礼拝堂に足を運んで礼拝に一定回数以上参加することが求められていたような気がします。
そこでは神父さんが聖書の一説を読んで解説を行い、賛美歌を歌っていました。
当時は煩わしいことこの上なかった慣習でしたが、社会人となった今ではそういう時間も良い思い出です。