1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 #12

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1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365/デイヴィッド・S・キダー 他

またしても、自分の苦手なジャンルである『音楽』の日が到来して参りました。
前回同様、音楽を嗜んでいる方からすれば簡単なことしか書いていないと思うのですが、そんな内容も私にかかれば複雑怪奇な専門用語のように感じてしまいます。



今日のテーマは『旋律(メロディー)』。
後程触れるように、『旋律(メロディー)』は『和声(ハーモニー)』・『リズム』と並んで、音楽の三要素と呼ばれています。

作曲家
作曲家

中世の時代においては、何人もの作曲家が単純な旋律のレパートリーを共有していたのだとか。

そのような旋律は、『主旋律』とも呼ばれていましたね。

言われてみれば納得の内容で、確かにメロディー、ハーモニー、リズムが無ければそれは音楽とは言えません。
これらが存在しないものは単なる『音』に過ぎない…ということなのでしょう。

【音楽】旋律

旋律は、普段の会話ではメロディーと呼ばれることも多く、音楽の要素と聞いて真っ先に思い浮かぶものだろう。
旋律は、ひとつまたは複数の楽器で演奏され、和声(ハーモニー)とリズムと並んで、音楽の三要素のひとつと考えられている。
『旋律(メロディー)』とは、美しく響くように音が並べられたもの。
個々の音がひとつひとつ順番に演奏される。



他の音楽の三要素のひとつとして『和声(ハーモニー)』が挙げられるが、先の『旋律』に対して、こちらは複数の音が同時に演奏されるものである。
『旋律』の定義は、時代と共に変化をしてきた。
モーツァルトやシューベルト、シベリウスは【旋律作りの天才】と言われたが、かつては一部の聴衆から『旋律は耳障りである』と断じられる時代も存在した。



特にシュトラヴィンスキーによって作曲された、バレエ音楽『春の祭典』の冒頭は、多くの作曲家や聴衆から『メロディーの無い雑音』とまで評されてしまった。
『旋律』は『楽句(フレーズ)』によって分割されるが、その最後に来る区切りを『終止(カデンツ)』と呼ぶ。
『旋律』を構成する『楽句』は、会話に例えると質問と回答の関係性に似ている。
つまり…『旋律』の一部が提示するテーマに対して、別の部分がそれを完結させる、ということ。



『楽句』には、『前楽句』と『後楽句』の2種類が存在する。
前者は不完全のような形で終わる楽句を指し、後者はその反対で完全な終止で終わる楽句を指す。
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