20代のうちに知っておきたい読書のルール/遠越 段
今回の10連休中における断捨離作業の一環で読み直したのが、本書『20代のうちに知っておきたい読書のルール23』。
若年層を対象にしているだけあり、本書は左開きの横書き表記。
記載されている読書のルールは23個にも及びますが、書かれている内容はいたってシンプル。
気軽に読み進めることができるでしょう。
はじめに
第1章 出会いの読書
まずは書店に行き、本を買うだけでも意味がある。
『問題意識、好奇心・熱意の強さ、どう生きていくか』等の感性を磨くことができる。
今、読まなくても、必ずいつかは自分の力になる。
第2章 人生が楽しくなる読書
人生は良いことばかりではないが、生きる喜びや意義を読書は教えてくれる。
数多くの本を読むのも良いことだが、1刷の座右の書から思想や性格が養われれば、なお素晴らしい。
第3章 生きがいの読書
全ては、学校を出てからの人格や品格の形成が重要。
そのためには、寝る前や起床後の30分でもいいから本を開くこと。
目標に向かい、考え、本を読み、勉強し、行動を繰り返しつづけることが、生きる喜びとなり、自分に打ち克つ力となる。
第4章 学び表現する読書
最強の武器になりうる三つのノート
①自分の目標、仕事・読書の予定を記入するノート(スケジュール帳など)
②抜き書きノート(重要だと思うところ、好きな文章などを抜き書きする)
③サブノート(その本について、徹底的に勉強するノート)
特定の速読術は身に付けなくても良い。
あとは、①・②・③でインプットしたものをどんどんアウトプットしていくこと。
終わりに
本書で紹介されている三つのノートにより、自分の生き方が見えるようになり、若い頃から抱いてきた夢や志が消えることなくつながっていく。
ざっと、本書の内容を要約させて頂きました。
横書きの文章に慣れるまで私は若干の時間を要してしまいましたが、若年層の方を対象にしているだけあって、難しい文章などはシンプルにまとめられていたという印象です。
この本に書かれている23個のルールを念頭において読書をすることで、人生に必要不可欠な人格や品性を磨き、これからの生き方が見つめ直す…。
そういった意味で考えると、私のような30代にも読む価値がある本だと思います。