1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365/デイヴィッド・S・キダー 他
数年前、ジョージ・オーウェルの『1984年』という世界的名著を読みました。
名著というだけあり、近未来世界の恐怖を描いた内容に衝撃を受けたわけですが、それにも増して…
…この文章、一体いつまで続くんだ…
という苦痛と戦った思い出の方が、強く自分の中に残っています。
読解力が乏しいと言われればそれまでなのですが、色々な意味で『1984年』はしばらく…いや二度と読みたくない作品です。
さて…そんなエセ読書家の私ですから、当然ながら『ユリシーズ』や『オデュッセイア』を読んだことはありません。
『ユリシーズ』とは、1922年にジェイムズ・ジョイスによって書かれた小説です。
事前に調べてみると、全18章で構成された難解な作品であることが分かり、私は冒頭の『1984年』で味わった苦痛を思い出してしまったのであります。
【文学】『ユリシーズ』
ジョイスさん
昔、チャールズ・ラムの『ユリシーズの冒険』という作品をとおして、ホメロスの『オデュッセイア』に出会ったんだ!
ジョイスさん
主人公のオデュッセウスは『私の好きな英雄』であり、『文学上のオールラウンダー』なのさ!
『ユリシーズ』のタイトルで、ダブリン版の『オデュッセイア』を書いちゃうぞ!!
小説家
普通に書くのも面白くないから、他の作家たちが思いつかないようなやり方で『ユリシーズ』を書くぞ!!
本を読む人
…読み始めたはいいものの…
な~んか読みにくいなぁ、この本。
難しいぞ…
本を読む人
しかも、最終章は段違いだわ…。
ブルームの妻のモリーの描写が、延々と続く…
…結局、読まないで終わるかもしれないですね…