1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 #11

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1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365/デイヴィッド・S・キダー 他

科学者という存在は、本当に偉大だと思います。
私達が今利用している様々な文明の利器は、先人の科学者達の研究があってこそだと思われます。



その昔、エラトステネスという科学者がおりました。
今から遡ると約2300年も前の人ですが、当時の文明や技術のみを使い、地球1周の距離を算出してしまったのです。

しかも、その誤差は現代が計測した距離と比べてもほとんど正確でした。
今回は、エラトステネスの偉業について触れていきたいと思います。

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【科学】エラトステネス

古代ギリシアの学者たちの多くが世界は丸いと思っていた。
どのくらいの大きさかは誰にも分からなかったが、前3世紀になるとアレクサンドリア図書館の館長エラトステネス(紀元前276頃~前194)が、地球の大きさを測る独創的な方法を思いついた。



毎年6月21日(夏至)の正午になると太陽の光が底まで届く、変わった井戸。
エラトステネスは、その井戸がエジプト・シエネの近くにあることを耳にした。
(太陽が井戸の真上に位置する)
シエネの井戸の真上に太陽が来た時、他の町ではその角度が僅かにずれる。
エラトステネスはその角度を分かれば、地球の大きさを測ることができるかもしれないと考えた。
6月21日の正午。
エラトステネスは測定用の棒を利用して、アレクサンドリアにてその影を元に角度を算出を試みた。



その原理は『作りだされた影の角度は、2つの町(シエネとアレクサンドリア)を地球の中心と結んだ時にできる角度と等しい』というもの。
それから測った角度を、円の中心核である360度で割る。
次に、シエネとアレクサンドリアの距離が地球全周の何分の一かを計算。
答えは『50分の1』であり、これは2つの町を50回歩くことが地球1周の距離と同じであることを意味するものであった。
商人
商人

…エラトステネスも凄いけど、『プロの歩測者』とやらもなかなかの存在感ですな…

…確かに…。

計算方法を導いたとしても、その歩測者次第では答えも狂ってきますよね…。

肝心なのは、シエネとアレクサンドリア間の距離を正確に知ること。
エラトステネスはこの問題を、プロの歩測者を雇うことで解決。
その結果から、地球の全周は3万9700㎞と算出した。
2000年が経った今でも、エラトステネスの手法・原理が使われている。
最新の装置・技術で計測された赤道の全周は4万75㎞。
その誤差は、僅か1%である。



当時は、スペイン~インド以外は全て海だと信じられていた。
エラトステネスも、スペインから西に向かえばインドに辿り着くと考えていた。
それから約1600年後にコロンブスが航海に出発し、アメリカ大陸を発見した
商人
商人

いわゆる『大航海時代』へと繋がっていくのだな…。

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