書評

浅見家の本棚

横道世之介 浅見家の本棚 #64

横道世之介/吉田 修一 2017年のブログの更新も、今回の記事が最後となります。 11月にリスタートしたこのブログですが、少しずつではありますが軌道に乗ってきたように思います。 今後とも宜しくお願いします。 さて、今年最後の『浅見家の本棚』...
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死ぬほど読書 浅見家の本棚 #63

死ぬほど読書/丹羽 宇一郎 『読書』のモチベーションが下がってきた時に読みたくなる本 私、浅見ヨシヒロにとっては、毎度お馴染み『読書』についての本をご紹介させて頂きます。私は、この手の本が好き(どの本も最終的には結論は一緒なんですけれども)...
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本屋会議 浅見家の本棚 #62

本屋会議/本屋図鑑編集部 これからの書店のあり方について、全国の本屋さんが一堂に介す このブログ『浅見家の本棚』においても何度かお話ししているのですが、私の密かな将来の夢は『本屋さんになること』…すなわち書店経営であります。 自己資金の件な...
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ミステリーの系譜 浅見家の本棚 #61

ミステリーの系譜/松本 清張 黒革の手帳だけじゃない、松本清張 本書の著者である松本清張の名と、このタイトルを並べてしまいますと、ファーストインプレッションではこの本はミステリー小説ではないかと思われるでしょう。 いえ、違います。 本書は、...
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決断力 浅見家の本棚 #60

決断力/羽生 善治 将棋界にとって、今年は大きな一年でした。 今年は将棋界にとって、なにかと話題の多い一年となりました。 まず挙げられるのは、大きな話題を集めた藤井聡太四段の活躍ではないでしょうか。 昨年に若干14歳にプロデビュー(14歳2...
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最後の将軍 浅見家の本棚 #59

最後の将軍/司馬 遼太郎 もう20年も経ちます、モックンの『徳川慶喜』から。 私の記憶が正しければ、1998年の大河ドラマ『徳川慶喜』における主人公・慶喜を演じたのは、モックンこと本木雅弘さんであったと記憶しています。 『だから何なのだ?』...
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飛ぶ教室 浅見家の本棚 #58

飛ぶ教室/エーリッヒ・ケストナー 『飛ぶ教室』を引用で振り返る エーリッヒ・ケストナーの名著として知られる『飛ぶ教室』を読み終えました。 古典的名作を読んで、私なんぞがとても偉そうな書評などは勿論書きませんし、掛けませんので引用を用いてここ...
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悪意の手記 浅見家の本棚 #57

悪意の手記/中村 文則 ※ネタバレ注意です。 心配性=想像力が豊か 一説によりますと、『心配性な人というのは、想像力が豊かな証拠』とのことです。 なるほど。 その豊かな想像力がある故に、様々なことを考え過ぎてしまうのですね(しかも、悲しいこ...
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鼻/外套/査察官 浅見家の本棚 #56

鼻/外套/査察官/ゴーゴリ 現代文学の象徴『言文一致』とは? 『言文一致』という言葉を皆さんはご存知でしょうか? 私も最近までは全く知らず、偉そうなことは何も言えないのですが、我々が普段の生活において使っている言葉によって構成されている文章...
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影裏 浅見家の本棚 #55

影裏/沼田 真佑 読書好きな皆さんならご存知のはずですが、本書は芥川賞受賞作品である『影裏』ですね。 自分の中で、ちょっとした基準があります。 芥川賞…いわゆる純文学のため、なかなか一度読んだだけでは理解しにくい。 直木賞…芥川賞に比べると...