今週は東京競馬場で行われる、ジャパンカップ。
注目はやはり…GI8勝馬アーモンドアイ、2頭の無敗三冠馬・コントレイル、デアリングタクトの3頭の争いという今後二度と見られない夢の対決でしょう。
この3頭が同じレースに一度に出走するのは、今回が最初で最後。
2頭の無敗三冠馬のうち少なくともどちらか1頭は負けることになるので、有馬記念を待たずして今年最大のレースになる見込みが非常に強いと思われます。
第2回目の今回は、空前絶後のドリームレースとなるジャパンカップについて触れていきます。
ジャパンカップ 過去5年の優勝馬
ジャパンカップが創設をされたのは、今から39年前の1981年。
創設当初は外国馬相手に苦戦を強いられていた日本馬でしたが、1984年にカツラギエース、1985年にシンボリルドルフが勝利。
その後は再び外国馬が優勢になるものの、近年は来日する海外馬の頭数も減少していることもあって2000年代に入ると日本馬の独壇場となっている感すらあります。
そんなジャパンカップの過去5年間の優勝馬は、次のとおりです。
ジャパンカップ優勝馬 | ||
年 | 馬名 | 父 |
2019 | スワーヴリチャード | ハーツクライ |
2018 | アーモンドアイ | ロードカナロア |
2017 | シュヴァルグラン | ハーツクライ |
2016 | キタサンブラック | ブラックタイド |
2015 | ショウナンパンドラ | ディープインパクト |
牝馬三冠を達成したアーモンドアイがそのままの勢いでジャパンカップを制したのは、一昨年のこと。
東京競馬場という瞬発力を必要とされる舞台ということもあり、サンデーサイレンスの血が入っている馬の活躍が目立ちます。
ジャパンカップの昨年の覇者は、ハーツクライ産駒のスワーヴリチャード。
3番人気のスワーヴリチャードはマーフィー騎手を背に、最後の直線では最内を突いて勝利。
昨年の有馬記念を最後に引退し、現在は種牡馬として活躍をしています。
ジャパンカップ(2020) 出走予定馬
JRAのホームページによると、今回のジャパンカップに登録を済ませているのは次の17頭。
このうち、サートゥルナーリアは故障による回避が発表されています。
ジャパンカップ出走予定馬(五十音順) |
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アーモンドアイ |
ウェイトゥパリス(外国馬) |
カレンブーケドール |
キセキ |
クレッシェンドラヴ |
グローリーヴェイズ |
コントレイル |
サートゥルナーリア |
デアリングタクト |
トーラスジェミニ |
パフォーマプロミス |
マカヒキ |
ミッキースワロー |
ユーキャンスマイル |
ヨシオ |
ラヴズオンリーユー |
ワールドプレミア |
どの馬も素晴らしい能力や実績を持つメンバーばかりですが、やはり注目は先述のとおり上位人気を占めるのは確実のアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトの3頭でしょう。
ジャパンカップ後に引退が発表されているアーモンドアイはこのレースに勝利すれば、GIは9勝目。
その現役最強馬を迎え撃つのが、2頭の無敗三冠馬・コントレイル、デアリングタクトという構図です。
その他には、昨年の香港ヴァーズを勝利したグローリーヴェイズ、古馬GIレースでの常連・キセキや昨年の菊花賞馬ワールドプレミア、エリザベス女王杯から中1週で挑むラヴズオンリーユーなども上位争いに加わってくることでしょう。
ジャパンカップ(2020) 予想
さて…それでは、肝心のジャパンカップ(2020)の予想を展開していきたいと思います。
先週のマイルチャンピオンシップを外して自信を喪失しているところではありますが、今回は低配当であっても確実に当てにいきたいところ。
○ アーモンドアイ
▲ コントレイル
△ ワールドプレミア
× グローリーヴェイズ
はい、選出した馬名を見渡してみると何の面白みも無い予想ですね。
ただし、本命には無敗の三冠牝馬デアリングタクトを推したいと思います。
かつてアーモンドアイが3歳でジャパンカップを制したように、デアリングタクトにも同じように頂点を極めてもらいたいですし、夏を越して大きく成長したというイメージも私が本命に推した理由です。
ジャパンカップが引退レースとなるアーモンドアイは対抗、今年の3歳馬(牡馬)のレベルには依然として疑問符が付いて回ることから、コントレイルは3番手まで。
その他の馬券圏内候補には、かつてPOGで指名していたグローリーヴェイズとワールドプレミアを挙げてみました。