11月22日(日)、阪神競馬場で実施されたマイルチャンピオンシップが幕を閉じました。
豪華メンバーが集まったマイルチャンピオンシップを制覇したのは、単勝1番人気に推されたグランアレグリアでした。
マイルチャンピオンシップ 結果
着順 | 馬名 | タイム(着差) | 単勝人気 |
1 | グランアレグリア | 1.32.0 | 1 |
2 | インディチャンプ | (3/4) | 3 |
3 | アドマイヤマーズ | (クビ) | 5 |
4 | スカーレットカラー | (1) | 13 |
5 | サリオス | (クビ) | 2 |
先述のとおり、2020年のマイルチャンピオンシップを制したのは1番人気のグランアレグリア。
前評判に違わぬ走りを見せ、春の安田記念に合わせて史上8頭目となる春秋マイルGI同一年制覇という偉業を成し遂げました。
2着に入ったのは昨年の覇者・インディチャンプ。
3着のアドマイヤマーズと共に好位で競馬を進め、直線ではあわやという展開を作り出したものの、勝ち馬の圧倒的な実力を前に屈した形となりました。
私が本命に推していたサリオスは…5着という残念な結果に。
大外枠が響いたと言われていますが、あの位置取りでは勝利は難しかったでしょう。
この結果に対する、事前の私の予想がこちら。
○ グランアレグリア
▲ アドマイヤマーズ
△ レシステンシア
△ インディチャンプ
△ ケイアイノーテック
× ペルシアンナイト
5着に終わったサリオスを軸にしていたので、当然ながら私の馬券は全てハズレ。
改めて、私の馬券の下手さが浮き彫りになった結果となりました。
マイルチャンピオンシップ レース考察(道中)
結果はさておき…今年のマイルチャンピオンシップを振り返ってみたいと思います。
このレースを引っ張ったのは、大方の予想どおり3歳牝馬のレシステンシア。
GIという舞台を考えると決してハイペースではない感じのラップでしたが、これが道中を好位で進んだ馬達にプラスに働いた形になりました。
逃げたレシステンシアを、同じく3歳馬のラウダシオン(NHKマイルカップ勝利馬)が追走。
3着になったアドマイヤマーズはその後ろでグランアレグリアが5~6番手でレースを進め、インディチャンプは7番手といった形でした。
そして私の本命馬・サリオスはスタートで後手を踏み、道中は13番手で追走。
サリオス鞍上のデムーロ騎手は『大外枠が響いた』とコメントしておりましたが、私は位置取りが致命的だったと個人的には思います。
マイルチャンピオンシップ レース考察(直線)
直線の長い阪神競馬場。
好位につけたグランアレグリアでしたが、アドマイヤマーズやインディチャンプ等に進路を塞がれた格好になり、なかなか追い出しが出来ない状況に追い込まれました。
ですが、その実力はやはり桁外れでした。
残り約150m時点で進路を外へと持ち出し、前を走るインディチャンプを捉えて先頭でゴールイン。
正に快勝といった形でした。
先に抜け出しを図ったインディチャンプとアドマイヤマーズは、惜しくも2着と3着。
4着にはインをついたスカーレットカラーが入り、後方でレースを進めたサリオスはメンバー最速の上がり3F33.1を繰り出すも、届かず5着という結果に終わりました。
終わってみれば、1番人気の馬が勝利するという順当な結果。
しかし…直線の途中までは、凄まじい攻防が上位入線馬の間で繰り広げられていたことがレースを見返して頂くと分かると思います。
蚊帳の外に置かれてしまったサリオスは、『残念』の一言。
メンバー最速の末脚を繰り出したとはいえ、上位の4頭はいずれもサリオスより前で競馬を進めた馬ばかり。
その上位馬達もサリオスと遜色の無い上がりを記録しているので、これでは届くわけがありません。
いち競馬ファンの私が偉そうに言えることでもないのですが、『デムーロの騎乗ミス』だったと思います。