浅見家の本棚

決断力 浅見家の本棚 #60

決断力/羽生 善治

将棋界にとって、今年は大きな一年でした。

今年は将棋界にとって、なにかと話題の多い一年となりました。

まず挙げられるのは、大きな話題を集めた藤井聡太四段の活躍ではないでしょうか。
昨年に若干14歳にプロデビュー(14歳2カ月で史上最年少)を果たし、今年は怒涛の29連勝という記録まで打ち立て、我々のようなあまり将棋を知らない一般人にも『藤井聡太』という名を大いに広めました。

そして、次に挙げられるのは『ひふみん』こと、加藤一二三九段のブレイクでしょう。
何を隠そう、先述の藤井聡太四段の史上最年少プロデビュー記録をそれまで所持していたのは、加藤一二三九段であります。
今年はその愛称でもある『ひふみん』が流行語トップ10入りを果たしました。将棋界の方は残念ながら引退されてしまいましたが、携帯電話会社のCMにも出演するなど増々活躍の場を広げておられます。

そしてそして、最後に挙げるのがこの話題。
多くの人にとっては今でも『将棋=羽生さん』というイメージが強いのではないでしょうか?
そうです、羽生善治竜王です。

羽生竜王の物事に対する考え方、決断力に学ぶ

羽生竜王は今年、市場初めての『永世七冠』を達成し、国内中で大きな話題を集めました。
今回取り上げる『決断力』は、その羽生竜王が2005年に出された新書であります。

初めに申し上げておきますが…ここまで知ったかぶりの知識を披露してきたのですが、私には将棋の知識が微塵もありません。
駒一つ一つの動きを覚えるのがどうにも面倒で、そのまま大人になってしまったのが大きな原因です。
今でも『将棋』と聞くと、こち亀の両さんが推奨していた『軍人将棋』の方を真っ先にイメージするほど馴染みが薄いのが正直なところです。

ですが、本書を読み進めていくにあたって将棋の知識はほとんど関係ありません。
それは、物事に対する一連の決断に至るまでのプロセスや考え方が、将棋に限らず人生のどのような場面においても共通するものであるからです。

でもやっぱり気になるのは、お金の話とか

ただし、最も興味深く読ませてもらった箇所はやはり業界の裏話的な部分でしょうか。
例えば、将棋における戦法や定石の流行や廃りだったり、気になるプロ棋士の収入システム、羽生竜王自身の将棋を始めてからプロデビューするまでの経緯などなど…。

因みに先程『将棋の知識は微塵もない』と申し上げた私ですが、実は囲碁は大好きだったりします。
その証拠に、毎週日曜日にテレビ中継(NHK杯テレビ囲碁トーナメント)を録画した上で、毎月発行される『囲碁講座』を定期購読するまでにどっぷりとハマりきっております。
悩みは、囲碁が将棋と比べてマイナーであること。
なんせ、ルールを知っている人が私の周りには皆無であり、対戦相手は専らスマホのアプリかパソコンのソフトでありますから絶対に勝てっこありません。

こちらでも細々と呟いてます。良ければフォローしてやってください。
@liverpoolxabier



モバイルバージョンを終了