『官僚に学ぶ読書術』/久保田 崇
読書家あるある
読書家あるある…他人の読んでいる本はついつい気になってしまうものです。つい昨日のことですが、宮城県仙台市に出張だった私。新幹線を降り、途中の福島駅で東北本線に乗り換えたところ、丁度夕方5時を過ぎていたせいか、車内はなかなかの混雑ぶりで、乗車早々に私は座席に座ることを断念致しました。
しばらく待っておりましたら、電車が発車。立ちながらでは本も読めず、暇を持て余していましたので、車内の乗車客を怪しまれない程度に観察することに。
やはり、予想通りほとんどの方がスマートフォンをいじっている状況でしたが、そんな中で本を読んでいる人も数人おりまして、『この人は何を読んでいるのだ…』と気になって仕方がない乗車中の私でございました。
『どんな本を読んでいるんだ?』
話が大幅に脱線してしまいました。つまり、何が言いたいのかと申しますと、『頭のいい人(ここでは官僚)は、普段どんな本を読んでいるのだ?』という思いが以前からあったため、この本を購入するに至ったのです。
さてさて、気になる本書の中身ですが、タイトルこそ『読書術』と銘打たれておりますけども、その”術”について書かれているのは実は終盤の、ほんの一部のみ。しかも、そこに書かれていたのはいわゆる『速読』について。
賛否両論ありますでしょうが、私は『速読』を必要としていない人間ですので、これまた本書に書かれていた著者のアドバイス通り、自分で必要ないと判断した箇所を流し読みするに留め、この本を閉じたのでありました。
欲求を満たされ、満足する私
とは言いながらも、そこに至るまでの内容は非常に参考になりました。読書に対する意義だったり、何より私の以前からの欲求の一つでありました『エリート官僚の皆さん方は普段どんな本を読み、そこからどのようなことを読み取っているのか…』という極めて個人的なニーズを満たしてくれたからです。期待通りの内容となりました。
巻末には、作中で紹介された書籍のリストも出ておりますので、今後有効活用すると致しましょう。
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