会社勤めでお金持ちになる人の考え方・投資のやり方/中桐 啓貴
若者だって悩んで生きている
『近頃の若いモンは…』
といった、年配の方々の溜息が頻繁に聞こえてくる昨今でございますが、我々若者は若者なりに悩みを抱えながら生きているのです。
将来の年金の話です。
私をはじめとする若い年代の人間は、将来に向けて大きな不安を抱えています。公的年金は積立とは違い、生産年齢人口を構成する我々世代が共に、今の高齢者の方々を支え合って支払うものだという性質であることは理解をしつつも、やはりそこは人間ですから、『では、果たして自分が年金を受け取る立場になったら、いくら貰えるのだろうか?』と考えこんでしまいます。
そんな時に知った、投資信託という存在
そんな漠然とした不安を抱えていた私に対し、現役銀行員である妻は投資信託を薦めて参りました。
以前までの私は、『投資=ギャンブル』という勝手なイメージを抱いていたのですが、今となっては投資信託の存在を薦めてくれた妻に感謝感謝です。当市は決してジャンブルではなく、自分の将来設計に向けた心強い存在です。
日本人は、真面目にコツコツ働き続けることこそが美徳であると捉えがちですが、それは大いなる勘違いでありました。銀行の金利がゼロに限りなく近いこのご時世、預金通帳にお金を預けたとしても一年後に果たしていくら利息が付くというのでしょうか。分かる方には分かると思います。それならば、しっかりと本書で投資の勉強をして、まずは少ない金額から投資信託を始めることをお勧めしたいと思います。
株とは違う投資信託で、気楽に気長に将来設計
株と違って第三者に、文字通り運営を託すことができますから日々の負担にもなりませんからね。自分の仕事は仕事で頑張り、毎月支出可能な範囲で少しずつ一定額を投資に充てることで、将来の年金不安を補完するハイブリッド社員を目指しましょう。
ご年配の皆さま、若い世代も若い世代なりに悩みを抱えて生きているので、そこは察して下さいな(これ大事)。