「本」と生きる 浅見家の本棚 #76

浅見家の本棚

「本」と生きる/肥田 美代子




家族形態の変化…

社会環境の変化により、家族の形態も少しずつ変わってきているのは皆さんもご存知だと思います。
時代背景もありますが、私の幼少時代(つまり昭和初期~平成初頭)はまだ核家族の数はそれほど多くなく、その代わり二世代や三世代が同じ屋根の下に暮らす大家族がまだまだあったような気が致します。

かくいう私の実家も、当時はマックス9人もの大所帯でありました。
念のため内訳を記しますと、曽祖父母、祖父母、両親、私と妹2人。
なんと二世代・三世代どころか、まさかの四世代。

さすがに平日は両親が共に働きに行っておりましたので、自然と私や妹の面倒は祖父母(若い方のね)に委ねられることになっていたのですが、その手法は絵本やそれの読み聞かせが中心だったような記憶が今でも残っております。

今でも記憶に残る、祖父母の読み聞かせ

この本は、元・参議院議員の肥田美代子氏が現役議員時代に、小中学校を始めとする教育現場での図書館の有効活用及び活性化ついて奮闘した内容が記されています。

私の趣味が読書であるのは、先に記した基礎…つまり祖父母に絵本を読み聞かせしてもらった幼少時代が根底にあったからだと推測されます。
もはや本無しの生活は考えられません。
繰り返しになってしまいますが、今でも祖父母に絵本を読んでもらった記憶が今の私を形作っているのは間違いないでしょう。

読み語りの機会が多かった子どもほど、自分を取り巻く周辺の言語を理解しやすくなるし、語彙も当然触れていきます。
子どもは物語や本を通してあらゆる感情を学び、より複雑な情報を理解するための心構えをしてゆくのです。
(本文より引用)

うーむ。
この引用部分を読んでみますと、確かにそのような感じがします。
今はその片鱗もないのですが、幼少時代の私は地元で『神童』と噂され、近所の同年齢の子どもたちよりも世の中を見通していたいた記憶があります。
(自分で言うところが、また恰好悪い…)

本を読まなくなった代償…

しかし、そのお陰で調子に乗り過ぎ不完全燃焼の小・中学校時代を過ごしてしまった私は完全に落第生モードに突入し、現在に至るわけであります。
今思い返してみますと、その不完全燃焼の落第生コースに陥っている時には、本を一冊も読んでいませんでしたね。
そのツケが受験なんかの一番大事な時期に回ってきてしまっていたのでしょう。

せめて自分の子どもにはなるべく本を読ませたり、時には私自身が読み聞かせをしてあげたりする環境を提供していきたいものです。

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