君に伝えたい本屋さんの思い出 浅見家の本棚 #38

浅見家の本棚

君に伝えたい本屋さんの思い出/日販マーケティング本部 編

たまには小説以外のものを…ってことで

小説ばかりを読んでいると、時々違ったエッセンスの本を求めてしまうということが私には多々ありまして、この本を購入したのもそんな時のある種の倦怠感がきっかけでございました。箸休め的な感覚ですね。

本書には、ベストセラー作家の先生方が、一人の読書家又は書店利用者としての観点から『本屋さんについて』を描いたエッセイが詰まっております。私も例外ではなく、小さい頃にワクワクしながら本屋さんに通った思い出がありますし、みなさんもそれは同じではないでしょうか。




みんな、本屋が好きだった

プロの作家さん方も、かつては我々と同じ立場であったようで、本屋さんに対する様々な思い出やドラマが、一人当たり約4ページという限られたスペースの中に散りばめられており、非常に読み進めやすい内容となっています。

いわゆる『商店街の本屋さん』が年々少なくなってきている現在の日本。インターネットを利用した本の購入が広まっているのは勿論ですが、そもそも本自体を読まない人も増えているのも、本屋さんが減ってきている要因ではないかと思います。

その悲しい現実と、自分もかつて体験した本屋さんでの、あのなんともいえない高揚感を思い起こすのにぴったりな一冊ではないでしょうか。

できるだけ本を買ってあげたい。親として出来ること。

両親や祖父母に手を引かれながら本屋を訪れ、好きな本を買ってもらう。当時は当然のことのように感じていましたが、大人になった今、それがどんなに幸せなことだったかを思い知らされます。

ですから私は自分の二人の娘には、本を沢山買ってあげたいと考えています。美味しい食べ物や可愛い服を買い与えるのも一つなのでしょうが、食べ物については食べてしまえば終わりですし、服も体が大きくなってしまえばやはり終わりです。ですが、本を読んだ思い出は、一生その子供たちの中で育まれ続けます。

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